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長引く咳の原因:肺がん

長引く咳の原因の一つとして肺がんがあります。咳の原因としての頻度は非常に少ないのですが、生命に関わる重要な病気です。

一般的に肺がんは無症状のまま徐々に進行しますので、健診などで偶然発見されることが多い病気です。発見する機会のないまま進行が続くと、ようやく症状が出てきます。

肺がんが進行し、気管や比較的太い気管支の表面にまで浸潤した場合に、咳として表に症状が現れます。

肺がんは早期発見し、手術(もしくは放射線治療)を行うことができれば治癒が期待できる病気です。ただし、咳として症状が出てきた場合には、比較的進行していることが多いため、喫煙者など肺がん発症のリスクが高い方は定期的に胸部X線写真の撮影を受けるのが望ましいと考えます。

 

2022年05月31日